株式会社NTTデータ オートモビリジェンス研究所
NTTデータグループ

宇宙から自動運転へ
社会を変えるテクノロジーに挑む

ARCに興味を持ったきっかけは?

博士課程を修了してから約10年間、宇宙物理学の研究に没頭してきました。自分の好奇心に従って研究を進めてきましたが、キャリアを重ねるにつれて、より社会に近い分野で働きたいという思いが芽生え、その想いが年々強くなり転職を考えるようになりました。
転職活動を始める際、自分が産業界でどのように貢献できるのかが分からず、アカデミアに強いエージェントに相談しました。そこで紹介されたのが、自動運転のソフトウエア開発を行っているARCでした。
自動運転技術は、温暖化ガスの削減や高齢者・障害者の運転補助、過疎地での交通インフラの維持など、さまざまな社会問題に大きく貢献ができる可能性があります。研究職で培ったデータ分析のスキルが活かせると感じ、ARCに強い興味を持ちました。
面接では、ARCが現在取り組んでいる自動運転技術の領域について詳しくお聞きしました。その際、その開発アプロ―チが、私が行っていたシミュレーションと非常に似ていることが分かり、私のイメージと完全に一致しました。ここでなら、自分の力を最大限に発揮し、社会に貢献できると確信し、入社を決意しました。

現在の仕事内容は?

自動運転領域のソフトウエア開発の会社に常駐して、ヒューマンサイエンスをテーマに、乗り心地のよい自動運転、AIの研究、開発を行っています。常駐といっても、月の半分ぐらい、テレワークで対応しています。仕事の進め方は、今は、一人で行っている事が多いのですが、昨年取り組んだヒューマンサイエンスの仕事は、常駐先のメンバーとチームを組んで仕事を展開していました。
研究職時代は、スケジュールや作業の管理をすべて自分で行い、成果の到達レベルも曖昧でした。しかし、ARCに入社してからは、チームで計画を立て、頻繁に打ち合わせを行いながら、みんなでスケジュール管理や進捗管理を行っています。研究職の頃の自由度は減りましたが、情報を共有することで仕事が進めやすくなり、成果も“見える化”されるようになりました。その結果、やりがいを感じることができています。
調査業務では、論文を読んで技術情報を収集・整理していますが、これは研究職時代の経験が大いに役立っています。また、研究職では、研究で予測される成果を一般の方に説明する機会が多く、その際に身に着けたプレゼンスキルも現在の仕事に活かされています。
研究職時代には、海外に2ヵ所赴任しました。現地の言葉は、残念ながら習得できなかったのですが、英語で研究や生活を問題なくこなすことができました。この経験は、現在の常駐先でも英語で行われる打ち合わせが多いので、とても役立っていますね。

ARC先輩の声

ARC先輩の声

これから取り組んでいきたい事は?

現在、自動運転やAIの研究、開発に携わっていますが、実際に車に搭載されるものではなく、その前段階の調査を行っています。将来的には、実際に車に搭載される技術の開発にも関わって行きたいですね。
ARCの研究部隊では、実装機を使った研究開発が進められており、私もそのようなプロジェクトに参加してみたいと思っています。技術者としての専門性を極めたいという思いもありますが、2024年の4月に管理職に昇進し、マメジメントを期待される立場となりました。周りからも「マネジメントに向いている」と言われる事が増え(笑)、マネジメントスキルをさらに磨いていきたいと考えています。

ARC先輩の声